大井川鉄道の蒸気機関車

2009年9月には、蒸気機関車復活30年を記念して大井川鉄道で銀河超特急999号が走りました。アニメの銀河鉄道に憧れて、本物さながらの銀河超特急999号に乗車するファン、沿線で写真に納めるファンと多くの人が集まったようです。

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大井川鉄道の蒸気機関車

C11形蒸気機関車について


山々が色付く秋には、鉄道旅行というのも趣き深いものです。大井川鉄道のように普段から蒸気機関車を走らせているところもあるので、いつもは車派の人もたまにはSLに乗って出かけてみるのもよいかもしれません。

2009年9月には、蒸気機関車復活30年を記念して大井川鉄道で銀河超特急999号が走りました。アニメの銀河鉄道に憧れて、本物さながらの銀河超特急999号に乗車するファン、沿線で写真に納めるファンと多くの人が集まったようです。

この時、銀河超特急として走行したのがC11形SLです。ここでは北海道で活躍しているC11形171号機と207号機について紹介したいと思います。

これらの機関車は1932年、大都市近郊地域を走るローカル線区間用や快速列車として誕生しました。この機関車の特徴として、1C2というタンク機関車に適した車軸配置や、後部に控える石炭庫の左右を切り取ってバック運転する時の視界を良くした点が挙げられます。製造台数は381両にも及び、シーチョンチョンという愛称で呼ばれ全国のローカル線で活躍してきました。

171号機は1940年に製造され名古屋近郊で働いた後、1952年には北海道に渡り、釧路の標津線で終焉を迎えました。その後は標茶町の公園に展示されていましたが、1999年に苗穂工場で復元され、現在ではSLすずらん号として運転されています。留萌本線を舞台としたNHKドラマにも出演したことがありますが、皆さんご存知ですか?

207号機は1941年に完成、1974年に廃車となるまで長万部機関区などで働きました。こちらも苗穂工場で2000年に復元され、函館本線でSLニセコ号として活躍しています。かつてカーブの多い路線を走っていたためヘッドライトが2個ついている「2つ目」が外観の特徴となっています。

ここでは北海道で走っているC11形について紹介しましたが、C11形は大きさが手頃なのと運転のし易さで人気があり、大井川鉄道や真岡鉄道など全国で活躍しています。


大井川鉄道の蒸気機関車